Hadoop Hack Nightに行ってきました

米国Yahoo!HadoopチームアーキテクトのOwen O'Malleyさん来日に合わせて、技術評論社Yahoo! JAPAN主催で行われたHadoop Hack Nightというイベントに行ってきました。

定員100名と結構大規模なイベントでしたが、申し込み開始からたった1日で申し込み多数により予定を切り上げて申し込み終了になったようで、かなり注目度の高いイベントだったみたいですね。

Ustream中継もあったので細かい内容に関しては略。思った事をつらつら書いてみたいと思います。

  • Yahoo!は2007年からHadoopを利用しているとの事で、その頃から数年経って、ある程度の規模の企業ではもはやHadoopを使うのが当たり前な感じになってきた印象でした。
  • HDFSHadoop自体が不安定という発言がチラホラ出ていて、重要なデータをHadoopだけに置いて処理させるような使い方はまだ若干恐さが残る印象でした。
  • 今回のイベントのページで見て"Hadoop papyrus"というプロジェクトを初めて知ったんですが、作者の藤川さんが「本家に取り込んでもらう事を目標にする。」とおっしゃっていて、そういったLLとHadoopの組み合わせでもっと使い易くなると面白いなと思いました。
  • 英語の通訳をして頂いたのは非常に助かってよかったんですが、通訳だけで結構な時間が取られてしまっていたので、ちょっともったいないなぁという印象でした。*1

という訳で、なかなかに楽しいイベントでございました。関係者の皆様ありがとうございます。

自分の場合は、Hadoopに関しては完全に個人の興味だけで実際に使う機会は今のところ無いんですが、Webの世界の将来(あるいは既に現在)を担う技術の一つとして今後もHadoop周りには注目していきたいと思っています。

*1:自分もまずは英語のプレゼンを聞き取れるようになる努力が必要だなと痛感はしましたが…。