FLARToolKitで遊んでみたよ
最近、FLARToolKitというのに興味を魅かれてずっとやりたいと思っていたものの、カメラを持っていなかったので断念していたんですが、ちょうどヤマダ電機のポイントも貯まっていたのもあってWebカメラを買ってきたので、早速遊んでみました。
FLARToolKitって何ぞ?
まずARっていうのは、"Augmented Reality"の略で、日本語だと"拡張現実"と言うんだそうです。カメラで撮っている映像に対してリアルタイムに合成処理を施して、現実を拡張する…なんていう感じですかね。
そして、ARToolKitというのは、ARを使ったアプリケーション作成を支援するC言語のライブラリです。
そしてそして、FLARToolKitというのは、ARToolKitがFlash(AS3)に移植されたものです。詳細は以下のページ辺りを参照。
→Saqoosha :: ARToolKit を Flash に移植したよ。
→第1回 FLARToolKitことはじめ:FLARToolKitを使ったAR系Flashの作り方|gihyo.jp … 技術評論社
AS3でこんな面白そうな事ができるなんて聞いたら、触ってみたくなるのが人情ってもんでしょ〜。
という事で触ってみた
最初のサンプルの、マーカー部分に単純なキューブを表示させるデモは特に詰まる事もなく動かせたので、今回の記事では、以前の記事で作った地箱の自転を表示させるのをやってみました。
かなり解像度が悪いですが、これはカメラでのキャプチャのフレームレートを上げる為に、キャプチャサイズを落としている為です。
Windowsだと、3Dの計算部分にCPUを持っていかれてしまうせいで、カメラのフレームレートが激しく低くなってしまうようです…。キャプチャサイズを落としても、まだカクカク動画になってますな…。
感想なぞ
実際にはそこに存在していないのに、映像を見るとそこに存在しているかのように見えるのが、とっても不思議で楽しいですな。
ARは、ホントに未来を感じるスゴイ技術だと思うんですが、それがこんなにも簡単に使えるなんて、いい時代になりましたよね。
ただ、FLARToolKit作者のさくーしゃさんが、gihyo.jpの連載の最後に次のような事を言われています。
ただ,マーカーの上にオブジェクトが出るだけというのはもう飽きました。飽きたんですよ! ここからはアイデア勝負だと思うので,みんな,必死で考え出してみてください。
http://gihyo.jp/design/feature/01/flartoolkit/0004?page=2
確かにざっとARToolKit周りのサンプルをググってみると、独創的なモノはまだまだ無さそうな印象を受けました。
という事は、逆にちょっとしたアイデアでブレイクするチャンス! FLARToolKit自体というよりは、むしろPaperVision3Dでいかに面白いモノを作るかがブレイクのカギだと思うので、PaperVision3Dの方も学びつつ、色々とアイデアを練ってみたいと思います。