プロフェッショナルたる為に必要な要素 〜イチローに学ぶ〜

NHKで、"プロフェッショナル イチロースペシャル"という番組がやってたので見ました。
自分的にかな〜り深い内容だったので、ちょっとばかし雑感を書き記したいと思います。

番組の内容は、今シーズンのイチローに密着取材したドキュメンタリータッチなものでしたが、"イチロー"ではなく、"鈴木一郎"としての言葉が多くて、色々と考えさせられるものでした。

せっかくなので色々と書きたいんですが、今回はテーマとして、タイトルに書いた"プロフェッショナルたる為に必要な要素"で…切り口として、"変わらないこと"と"変わること"という2点で書いてみたいと思います。

変わらないこと

イチローが非常にルーティーンに気を使う人だという事は以前から知っていたんですが、実は尋常じゃない徹底振りだというのを今回知って、改めてスゴさに驚かされました。
番組内で"変わらないこと"の一例として挙げられていたのは、「メジャーに行ってから7年間、1日も欠かすことなく、毎日お昼は奥さんが作ったカレーライスを食べている。」というエピソードでした。
最初はもしかしたらささいなきっかけで始めた事で、「いつの間にか、気づいてみたら7年間続いてた」のかもしれませんが、この「いつの間にか」ってのがスゴいんですよね。

で、この"変わらないこと"を力にする術がインタビューの中で少し語られていて、「なるほどな〜」と思いました。
「家にいる時と試合の時とではスイッチが切り替わる瞬間があると思いますが、意識してスイッチを切り替えるんですか?」という質問に対してイチローは、「ひとつひとつのルーティーンをこなしていくと、無意識にスイッチが切り替わっちゃうんだ」と答えていました。

これって大事な事で、人間って集中力を高めようとする時って、実は意識的にやるのは難しくて、無意識に集中力が高くなっていくんですよね。でも、無意識をコントロールするのは不可能で*1、じゃあどうすれば無意識をコントロールできるかというと、体の動きに結びつけるしかないんですよね。
だからこそ、ルーティーンを利用して集中力を高める術を身に付ける事はスゴく大切で、それができるからこそ、イチローはあれだけの結果を残せるんでしょうね。

"変わること"の方も書こうと思いましたが、続きは明日…お楽しみに。(笑)

*1:コントロールしようとした時点で意識が発生してしまうから。